プレスリリース掲載!美腸栄養学®︎の実践により腸内の抗炎症菌(酪酸菌)の割合が増加することを発見
美腸栄養学®︎の実践により
腸内の抗炎症菌(酪酸菌)の割合が増加することを発見
この度、プレスリリースに、下記内容が掲載されました。
今後もよりみなさまのお役にたてますよう
深めてまいります。
宜しくお願い致します。
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◾️IBが提唱する「美腸栄養学®️」について
「美腸栄養学®︎」とは、美腸を育む「IB食事指針」に基づき、
日本の伝統である一汁三菜とIB調理法を柱に発酵食品と乾物を取り入れたIB独自の栄養学です。
食材として色とりどりの旬の素材と、抗炎症菌を増加させるための栄養素を独自の視点により採用しています。
IB調理法では、ウォータースチーム、ブロックスチーム、低温調理などを採用することで、
食材の栄養を最大限に保ちつつ、素材の味を生かした料理が可能になります。
これらの調理法を組み合わせ、
「美腸栄養学®︎」は食材の魅力を引き出し消化吸収を担う「腸」を整えることを目指します。
◾️インナービューティー腸内検査結果の概要:
美腸栄養学®️実践の結果、酪酸を産生する有益な菌が増加する結果に
今回の分析では、IB認定の有資格者・インナービューティープランナー(IBP)33名と、
一般参加者216名の腸内細菌叢を比較し、食生活が腸内細菌叢に与える影響を科学的に検証しました。
その結果、特に免疫機能に影響を及ぼす「長寿菌」として知られるフェカリバクテリウム属の存在に着目しました。
分析結果、IBP群ではフェカリバクテリウム属が一般群に比べて有意に多いことが確認されました(P<0.001)。
フェカリバクテリウム属は、酪酸を産生することで炎症を抑制し、
免疫システムの過剰反応を防ぐことで知られており、
腸内でのその増加は健康への有益な影響を示しています。
この発見は、IBの推奨する「美腸栄養学®️」が、
免疫バランスの維持に重要な酪酸をはじめとする
短鎖脂肪酸(SCFA)を産生する腸内細菌の活動を促進することを示唆しています。
また、ラクトバチルス科やバクテロイデス科など、
健康促進に貢献する他の菌群の存在についても、有資格者群と一般群間で有意な差異が認められました。
◾️日本人独自の腸内細菌叢を特徴付ける有意義な発見
さらに、肥満や健康リスクと関連するとされるフィルミクテス門(いわゆる「デブ菌」)
との関係についても調査されましたが、
IBP群ではこれらの腸内細菌の割合が一般群と比較して有意に高いことが明らかになりました(P=0.004)。
この発見は、海外で報告されている「デブ菌、ヤセ菌」の判断指標であるFB比は、
日本人との相関関係がないという報告を指示するものです。
今回の結果は日本人独自の腸内細菌叢を特徴付ける有意義な知見となりました。
(参考文献:Takagi et al. J Gastroenterol 54 ; 53-63:2019)
◾️今後の展望
今後は、検査数を増やし、さらに解析の対象を詳細な細菌の種類や細菌叢のパターンなどにも広げることで、
IBが推奨する食生活と腸内細菌叢の関連に関して解析を進め、
誰もが日々の食事から健康を築ける社会へ向けて、研究していきます。
また、上記の研究内容、最新の腸内環境の知見をまとめた新資格講座、
IB腸活コンサルタントをリリースいたします。
IB腸活コンサルタントとは多様性を高める食事バランスを分析結果から導きだし、
腸内フローラ(腸内細菌叢)に関する専門的な知識を持ち、
個人の腸内環境を分析し、適切なアドバイスやガイダンスを提供する専門家です。
2024年下半期から一般リリースしていきます。
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